オーストラリアでお馴染みのシェフ、アダム・リャオとポー・リンヨウがタッグを組み、「オーストラリア料理とはいったい何か?」を追求するため、オーストラリア全土を巡る食の旅です。
Poh and Adam with Tali Wiru chef, Jayden Weetra. Credit: Adam & Poh's Great Australian Bites
エピソード1の舞台となったのは、オーストラリアのど真ん中、ノーザン・テリトリーの南部に位置する。ウルルとカタジュタをバックに、イダキ(ディジュリドゥ)の音色と語り部による先住民文化のストーリーを聞きながら、先住民の食事体験ができる場所です。
A gastronomic fine dining experience enjoying views of Uluru and Kata Tjuta and the night sky Credit: Supplied: Tali Wiru
タリ・ウィルでコミシェフを務めるジェイデン・ウィートラさん、
「タリ・ウィルで働いていると、子供の頃の味を思い出す」と話します。
フリンダース・レンジャーズ出身のウィートラさんは、ネイティブ・フルーツに囲まれて、南オーストラリア州で育ったと言います。
「子供の頃からこれらの食材を食べて育ちましたが、通常はブッシュからとって生で食べていました」
「今、これらの食材を使って料理をし、ゲストに紹介することができます」
ウィートラさんのお気に入りの先住民食材は、柑橘系のフレーバーのデゼルトライムとロゼラだと言います。
「子供の頃、アデレードの田舎で育ったので、あちこちに生えていました」
「エアーズロック・リゾートでは、レモンマートルもよく使います。ウォルパ・ロビー・バーにはレモンマートルのカクテルがあり、お客さまからとても好評です。ドレッシングやサラダにも使いますし、肉のドライラブにも使います。本当に万能なハーブです」
ウィートラさんは高校卒業後すぐに、エアーズロック・リゾートで研修生として働き始めました。
エアーズロック・リゾートは、「ボヤッジ・インディジナスツーリズム・オーストラリア」(政府のインディジナスランド・アンド・シー・コーポレーション所有)が運営するナショナル先住民トレーニング・アカデミーを主催しており、同グループの施設で小売業、園芸業、ホスピタリティ、観光業に携わる若いオーストラリア先住民に確かなキャリアを提供するために設立されました。
「今、私はコミシェフですが、成長し続けたいと思っています」
「外で料理をするのが大好きです。星を見る機会もあります。もしここを去ったら、毎日職場でそのような経験をすることはできないでしょう」
ウィートラさんは、タリ・ウィルについて「特別な場所」と説明します。
「心地よい空間で、仲間とともにゆっくりと食事やロケーションを楽しむことができます」
もしゲストとして食事をする機会があれば、ウィートラさんは茄子のコンフィ(aubergine confit with eggplant miso, aniseed myrtle figs, seablite, lemon myrtle vegan feta and bush grain)を注文すると言います。
「発酵マッシュルーム、シーブライト、味噌など、さまざまな食材をふんだんに使ったこの料理は、ベジタリアンにぴったりで、これまでにない爽やかさがあります」
Adam & Poh's Great Australian Bitesは、毎週火曜日8pmと木曜日8:30pmにSBS Foodで視聴することができます。また過去のすべてのエピソードは、からどうぞ。
Beetroot and Illawara Plum Mousse, Tali Wiru Credit: Supplied: Tali Wiru
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