ヒズボラの指導者暗殺:ジュネーブ条約で禁止の爆弾使用で多数の市民に犠牲、イランは報復を示唆

Iran: The gathering to support Hezbollah

A woman weeps during a gathering in support of Lebanon's militant Hezbollah group at the Felestin (Palestine) Square in downtown Tehran, Iran, Saturday, Sept. 28, 2024. (Photo by Sobhan Farajvan/Pacific Press/Sipa USA) Source: AAP / Sobhan Farajvan/Sobhan Farajvan / Pacific Press/Sipa USA

9月28日、軍事勢力ヒズボラのリーダー、ハッサン・ナスララがイスラエルの空爆により暗殺されました。 これを受けて、イランの最高指導者アヤトラ・アリー・ホセイニー・ハメネイ師は、5日間の服喪を宣言しました。また、この暗殺への報復も示しています。ベンジャミン・ネタニヤフ首相の命令で実行されたこの暗殺で、イスラエル軍は通称バンカーバスターと呼ばれる爆弾を使用しました。


イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相は、このヒズボラ司令官の暗殺は歴史の転換点であると話しました。

イスラエル軍は、この暗殺作戦でベイルート南部の密集したダビエ近郊の住宅地に85発のバンカーバスター爆弾を落としました。イスラエル軍は、ナスララを中央司令部で不意打ちし、その過程で周囲の住宅の数棟を破壊したと話しています。
レスキューチームは、現在のところ11人の死亡、100人以上の負傷者を確認していますが、この数は増えると見られています。ジュネーブ条約では、ダヒエのような民間人居住地区では、こうしたバンカーバスター爆弾の使用は禁止されていると定められています。

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