多様な文化を象徴した、『皆がアットホームと考えられる街づくり』

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Marika Neustupny (left) and Saran Kim (right) Credit: Marika Neustupny /Saran Kim

オーストラリアの第一線で活躍する建築家たちが、移住、女性、建築の重要な関係について座談会を開催。それぞれが直面する挑戦のみならず、ユニークな文化的背景について分かち合い、『皆がアットホームと考えられる街づくり』について話し合われました。日本のヘリテージを持つネウストプニー マリカさんとキム サランさんも登壇しました。


先月メルボルンで開催されたイベント、『Migration.Women.Architecture.』。

建設界におけるダイバーシティの重要性、特に多様なバックグラウンドを持つ女性が直面する障壁や不平等にスポットライトを当てながら、それぞれのユニークな文化や経験を語る座談会です。

この座談会にスピーカーとして登壇したのは、ビクトリア州の建築マガジン、に寄稿した建築家や学生たち。
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Migration. Women. Architecture. panellists, top (left to right): Badru Ahmed, Helen Duong, Alexandra Anda Florea, Maryam Gusheh, Saran Kim, Milana Lević, bottom (left to right): Mirjana Lozanovska, Marika Neustupny, Jaslyn Ng, Shanica Saenrak Hall, Nadine Samaha, Sonia Sarangi Credit: Museum Victoria
昨年リリースされたこのマガジンには、日本とチェコのヘリテージを持つ、建築家、ネウストプニー マリカさんと他4人の女性建築家たちによって提案されたテーマ、『Migration.Women.Architecture.』の企画が100ページ以上にわたり掲載され、24人の多様な背景も持つ女性建築家たちが寄稿しました。

建築事務所NMBWの創設ディレクターであるネウストプニーさんは東京工業大学で建築学修士号、クイーンズランド大学で博士号を取得しおり、90年代からデザインと都市研究の分野で教鞭をとってきました。

幼稚園の頃にオーストラリアへ移住したネウストプニーさんでさえも、「移民女性」として、業界におけるさまざまな障壁を感じてきました。

「さまざまな問題はあっても、誰も声に出さない」、そんな思いから今回のマガジン、ならびにイベントが実現しました。

マガジンに寄稿し、イベントでも登壇したキム サランさんは、「みんな違って当たり前」というオーストラリアだらこそ、自分のバックグラウンドを生かしたデザインに取り組みたいと話します。


ネウストプニー マリカさんとキム サランさんのフルインタビューは、オーディオをお聴きください。


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