オーストラリア人の父親と日本人の母親を持ち、生後3カ月で東京からオーストラリアへと移住した海良さん。日本のバックグラウンドを持ち、オーストラリアでバイリンガルの環境で育つ中で、音楽を1つの言葉として受け入れるようになりました。
英語や日本語では言えないようなことが、音楽で言えることがあるそうです。
また、海良さんは自分が育っていく中で、自分が演奏する音楽に必ずしも自分の文化やヘリテージが反映されていないと考えるようになりました。
今年のFreedman Classical Fellow に選ばれたことで、海良さんは2万1000オーストラリアドルの支援のもと、新しいプロジェクトに取り掛かることになります。
新しいプロジェクトは「Three Conversations」。これまで語られてこなかった物語を、ミュージシャンそしてストーリーテラーとして語っていきたいと考えています。