音楽は自分を表現する第3の言語、松浦ミラー海良

Tokyo-born Melbournian violinist Kyla Matsuura-Miller, winner 2021 Freedman Classical Fellowship

Tokyo-born Melbournian violinist Kyla Matsuura-Miller, winner 2021 Freedman Classical Fellowship Source: Suzie Blake

東京生まれ・メルボルン育ちの若きバイオリニスト、松浦ミラー海良(かいら)さん。選考を勝ち抜き、2021年の Freedman Classical Fellow に選ばれました。


オーストラリア人の父親と日本人の母親を持ち、生後3カ月で東京からオーストラリアへと移住した海良さん。日本のバックグラウンドを持ち、オーストラリアでバイリンガルの環境で育つ中で、音楽を1つの言葉として受け入れるようになりました。

英語や日本語では言えないようなことが、音楽で言えることがあるそうです。

また、海良さんは自分が育っていく中で、自分が演奏する音楽に必ずしも自分の文化やヘリテージが反映されていないと考えるようになりました。

今年のFreedman Classical Fellow に選ばれたことで、海良さんは2万1000オーストラリアドルの支援のもと、新しいプロジェクトに取り掛かることになります。

新しいプロジェクトは「Three Conversations」。これまで語られてこなかった物語を、ミュージシャンそしてストーリーテラーとして語っていきたいと考えています。

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