第二次世界大戦中の1944年8月5日未明に、カウラにあった戦争捕虜収容所で発生した日本人捕虜による脱走事件。このカウラ事件は日本とオーストラリアの双方に犠牲が出た悲劇です。
この悲劇、そして戦争による対立を繰り返したくないという思いから、若い世代に和解と友情の大切さを伝えていくためのカウラ高校と日本の成蹊高校との交換留学プログラムが始まりました。
音声リポートでは、異なる記念行事の会場から登場順に以下の方にお話を聞きました。
カウラと成蹊との交換留学プログラムでカウラからの最初の留学生となったジェニファー・ニーダムさん
1972年に成蹊高校からカウラへの3人目の留学生となった前田晴通(はるみち)さん
母親の由利子さんがカウラへの留学生だった、ワーキングホリデーで来豪中のアリサ・ワーニンゲ=テヅカさん
カウラへの留学生の1人で、オーストラリアの小説「Barbed Wire and Cherry Blossoms(鉄条網と桜)」(アニタ・ヘイス博士著)を翻訳した岡紀子(のりこ)さん
現在カウラに短期留学中の成蹊の生徒お二人
成蹊中学・高校で国際教育部主任を務める冨塚秀和さんです。
カウラ市での学生交流は、宮城県白石市とも行われています。白石市との交流は成人はすでに10年近く続いており、カウラにあるセント・ラファエル・カトリックスクールとの中学生の相互交流は2017年から続いています。
カウラ事件80周年の記念行事には、カウラを訪れていた白石市の中学生10人も参加しました。
The student exchange program between Cowra High School and Japan's Seikei High School started in 1970, before the White Australia Policy was formally abolished. After 54 years, the program keeps playing the very important role of nurturing friendship and keeping it.
In order of appearance:
Jennifer Needham, the first exchange student from Cowra to Japan's Seikei High School
Harumichi Maeda who came to Cowra as an exchange student in 1972 from Seikei
Japanese working holiday maker Arisa Waninge-Tezuka. Arisa's mother Yuriko was a Seikei exchange student
Noriko Oka, one of the Seikei exchange students to Cowra, the translator for the Japanese version of an Australian novel 'Barbed Wire and Cherry Blossoms' written by Dr Anita Heiss.
Current short-term exchange students from Seikei Junior High School, Tsubomi Fujimoto and Eren Hasegawa
TOMITSUKA Hidekazu, Seikei Junior High School/Seikei Senior High School
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