能登半島地震:震災から8か月、復興は進んでいるのか? ベンジャミン・フラット、船下智香子

Chikako (second from the left), Benjamin (third from the right) and their staff cooking for neighbor after Noto Peninsula Earthquake that occurred 1st January 2024

Chikako (second from the left), Benjamin (third from the right) and their staff cooking for neighbor after Noto Peninsula Earthquake that occurred 1st January 2024

今年、1月1日に起きた、能登半島地震から8か月が過ぎ、最初のお盆を迎えようとしています。現地の様子を、シドニー出身のベンジャミン・フラットさんと、妻の船下智香子さんに聞きました。


シドニー出身のベンジャミン・フラットさんと、船下智香子さんは、能登町にある「能登イタリアンの宿フラット」のオーナーで、一般社団法人能登地震地域復興サポート、通称能登サポの代表です。

今年、2024年1 月1日、日本時間午後4時10分ごろ、石川県能登半島を震源とした地震が発生しました。最大震度は、マグニチュード7.6の巨大地震でした。
Destroyed house in Noto
Destroyed house in Noto
この地震で、能登半島全域に被害がありました。
お二人は、復旧の状況が県内と県外で、認識が違うと考えています。

自宅が全壊から半壊の場合は、仮設住宅に入れることになっています。しかし、半壊以上で仮設住宅に入れない方が、避難所でいまだ暮らすことを強いられている人がいます。
また、半壊以下である場合には、行政の援助がなく壊れた家で、車中で、車庫で寝泊まりをしている家庭もおおくあると、智香子さんは話します。

また、宅内漏水があるために水道がない生活を送る家庭が多くあります。
そのため、復興という段階には、8か月たった今でも至っていない状況です。
都市部とは違う復旧の難しさもあると二人は話します。
高齢者が多く、知らない人間に助けを求めることをオープンにできない、しかし、家族が助けに来ようとも、宿泊する場所がないなどです。

二人はこれらを解決したいと、人々がもっと話ができるマルシェを作ったり、親戚が泊まりに来られる宿泊所を作ったりできないかと考えているそうです。

詳しくはインタビューをオーディオで聞いてください。
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能登半島地震:震災から8か月、復興は進んでいるのか? ベンジャミン・フラット、船下智香子

13:11
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