誤った情報であるミスインフォメーション、そして意図的に流される虚偽の情報ディスインフォメーションはそれぞれ、世界経済フォーラムで、現在最も大きなグローバルリスクに分類されました。
ソーシャルメディアの存在が問題を複雑にしています。
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SBS Examines: 誤情報の取り締まりと言論の自由、両立できる?
SBS Japanese
10/09/202409:41
ポッドキャスト「Uncomfortable Conversations」の創設者でホストのジョッシュ・ゼップス氏は SBS Examines に対し、「私達はソーシャルメディアという『情報の核兵器』を突然与えられ、スーパーコンピューターをポケットに入れて持ち歩いています。そしてこのポケットのコンピューターにはたっぷりと人工知能が搭載されます、まるで火にガソリンを注ぐようにです」と語ります。
言論の自由を強く擁護するゼップス氏。オンラインで考えを共有するという行為が、ミスインフォメーションを広げていると受け止められてしまうことを懸念しています。
「あなたが巨大で、多様で、複数の人種のいる、多民族社会で生活するならば必ず、社会の一部の人達が攻撃的または侮辱的だと受け止めるさまざまな考え方と格闘することになります」
「その考え方の中には、必ずしもミスインフォメーションやディスインフォメーションとはいえないものもあるのです」。
人権委員会のコミッショナー、ロレイン・フィンレー氏は、前に進むためには、ミスインフォメーションとディスインフォメーションが何であるか、その定義を明確にする必要があると語ります。
「偽の情報から人々を守ると同時に、言論の自由を守らなければなりません」。
SBS Examines による今回のエピソードでは、 言論の自由を侵すことなく誤情報を取り締まることができるのか、について考察しました。
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