豪バレエ界で最も権威ある賞、『Telstra Ballet Dancer Award』（以下TBDA)の2022年度の受賞者に、オーストラリアバレエ団でソリストとして活躍する根本里菜さんが選ばれました。
オーストラリアバレエ団とオーストラリアの通信大手テルストラが20年近くにわたり提供し続けてきた同賞は、今年、バレエ団におけるステージ上とステージ外での貢献を基準に選出。
発表は昨夜、シドニー・オペラハウスで開催された同バレエ団の待望の新作「アンナ・カレーニナ」のオープニングの後に行われました。
根本さんは自身のインスタグラムで今回の受賞について「言葉では言い表せないくらい幸せです。あの素晴らしい瞬間は一生忘れません」、とその喜びを綴りました。
Rina Nemoto, winner of 2022 Telstra Ballet Dancer Award Source: Lisa Tomasetti
また受賞は、根本さん、そして彼女を支えた家族やすべての人にとって「大きな意味を持つ」とし、サポートなしでは受賞することはできなかった、と感謝も述べました。
「この賞は私の自信につながります。11年間このバレエ団で頑張ってきたことが正しかったと確信できたと思います！」
オーストラリア・バレエ団で芸術監督を務めるデイヴィッド・ホールバーグ氏は声明で、今回の受賞を通して、根本さんが今後さらなるスポットライトを浴びることを期待すると同時に、彼女の個性と努力を称えました。
今回TBDAを受賞した根本里菜さんには2万5,000ドル、また『People's Choice Award』を受賞したニュージーランド出身のリリー・マスケリーさんには1万5,000ドルの賞金が贈られました。
今年のTBDAは、オンラインとSMSで17万票を集め、大きな関心を呼びました。
先月掲載した根本里菜さんの音声インタビュー、並びに記事は下記からどうぞ
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