アニメやコンピューターゲームなどの登場人物を、衣装やヘアスタイル、メークをそっくりそのまま真似るコスプレ。「コスプレ」は英語のコスチュームプレイの略語で、80年代はじめに、アニメ文化とともに日本で登場した言葉です。
現在はこのコスプレという言葉が、逆輸入の形で、「Cosplay」としてそのまま英語圏でも使用されています。
シドニーを拠点に活動する「Megumi」さん(コスプレネーム)が、コスプレと初めて出会ったのは2014年。友達からの誘いを受けて始めたのがきっかけでした。普段は人見知りであるというMegumiさんは、コスプレをすることでそれが取り消され、自ら話しかけたり、友達を積極的に作ったりと、「別人である」と話します。
Sydney based cosplayer, Megu Source: Lumina Lightworks
コスプレを通じて「人と話すことに慣れた」と説明するMegumiさん。
「コスプレはセルフ・ディベロップメント(自己啓発)に繋がりました」
衣装は自身で作るというMegumiさん。製作時間は衣装によって異なるものの、1週間から1ヵ月以上のものもあると言います。
パンデミック前は週に2-3回コスプレをしていたMegumiさんですが、現在は1ヵ月に一度くらいのペースになっていると説明します。
20代になり、コスプレからの卒業を考えるも、「人を笑顔にできる」コスプレからはなかなか離れられないと語ります。
キャンベラ在住の「Zumi」さん(コスプレネーム)も、同じく友人からの誘いでコスプレの世界へと踏み入れます。友達がコスプレを卒業したと同時に、Zumiさんも一度はその世界を離れるものの、復活したここ数年は、コスプレの世界にどっぷり浸かり、イベント以外でもコスプレ仲間と写真撮影などによく出かけると言います。
Canberra based cosplayer Zumi, with his handmade jacket Source: @iscariot_photography
普段は仕事に行く際にもメークをせず、「身だしなみもどちらかというと良くないほう」というZumiさんは、そのエネルギーをすべて、コスプレに注ぎ込んでいると説明します。
衣装は買ったり、自身で作ったり、古着を使ったり、さまざまな方法でのキャラクター作りを楽しんでいます。
コスプレは「自分がやりたいだけやればいい」と語るZumiさん。
買って楽しんでもよし、衣装を自分で作ってもよし。
「自分がやりたいレベルで選べるので、(コスプレは)入りやすいです」
コスプレイヤーMegumiさんとZumiさんのフルインタビューは、下記音声インタビューとしてお楽しみください。
LISTEN TO
豪を拠点に活動する日本人コスプレイヤー コスプレの魅力語る
SBS Japanese
12/07/202210:36
シドニーでは7月16日から17日の2日間にかけて、多くのコスプレイヤーも駆けつける国内最大級のジャパニーズポップカルチャーの祭典、、通称SMASH!が開催されます。
今年はイベントの数週間前に完売する異例の状態となり、イベントのオーガナイザーは、コロナパンデミックにより、2年ぶりとなったため、需要が高まっていると説明します。
SMASH! 15周年記念Tシャツをプレゼント!
SMASH!15周年を記念して発表された限定版Tシャツ(Mサイズ)を3名様にプレゼントします。
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!