ダーウィンでの日本人の偉業を伝えたい、反日感情変えた「藤田サルベージ」

Mina Matsudaira and Ryugo Fujita

A Sydney-based writer Mina Matsudaira (right) wrote a book about Mr Ryugo Fujita (second from the right) and his family. Credit: SBS/Northern Territory Library Senichiro Fujita Collection

日本軍がダーウィン湾に沈めた連合軍の艦船。沈んだ艦船を回収するという難事業に取り組んだのは、日本の藤田サルベージでした。シドニーの作家・松平みなさんへのインタビューです。


Employees of the Fujita Salvage Company, 1959
Employees of the Fujita Salvage Company, 1959 Credit: Northern Territory Library Senichiro Fujita Collection PH0874/0021
オーストラリアで36年近くを過ごしてきた松平さんですが、藤田サルベージについて知ったのは比較的最近、ダーウィンの図書館でした。藤田サルベージの話を広く知ってほしいと強く思ったそうです。

反日感情のまだ強かった1959年から始まった、かつて敵だった国での難事業。日の丸を掲げた藤田サルベージの船に乗った精鋭120人が、日本軍が沈めた連合軍の艦船7隻を回収しました。
Employees of the Fujita Salvage Company celebrate New Year’s Day on board the MV British Motorist, 1961
Employees of the Fujita Salvage Company celebrate New Year’s Day on board the MV British Motorist, 1961 Credit: Northern Territory Library Senichiro Fujita Collection PH0874/0136
最初は冷たい目を向けていたダーウィンの住民も、藤田サルベージの技術力、勤勉さに次第に態度を和らげるようになったといいます。

インタビューでは松平さんに、執筆のきっかけや取材での出来事などを聞きました。

は2010年、作業を指揮した藤田柳吾社長の次男、藤田銑一郎氏によりノーザンテリトリー政府に寄贈されています。
Darwin residents dining with Fujita Salvage Company staff on board the MV British Motorist, 1961
Darwin residents dining with Fujita Salvage Company staff on board the MV British Motorist, 1961 Credit: Northern Territory Library Senichiro Fujita Collection PH0874/0134

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