「キャリア全体に迫る」シドニーでミュシャ展、日本とのつながりも

Tomoko Sato, the Mucha Foundation's curator

Tomoko Sato, the Mucha Foundation's curator, at a Mucha exhibition being held at the Art Gallery of New South Wales in 2024. Credit: SBS

ニューサウスウェールズ州立美術館で今月始まったアルフォンス・ミュシャ展 。日本での人気が高いチェコ出身のアーティストですが、知られていない部分も多くあります。ミュシャ財団キュレーターの佐藤智子さんを中心に3人にお話を聞きました。


Marcus Mucha
Marcus Mucha, executive director of the Mucha Foundation and a great-grandson of Alphonse Mucha, at the opening of a Mucha's exhibition at the Art Gallery of New South Wales in 2024 Credit: SBS
アルフォンス・ミュシャは、日本では毎年のように展覧会が開かれ、作品を使ったグッズなども人気があります。

しかしミュシャが制作したのは、華やかなポスターだけではありません。ミュシャのキャリア全体に迫り、AGNSW が持つ日本のコレクションと合わせてミュシャがもたらした影響にも迫っているのが今回のAGNSWでの展示だと、佐藤さんは語ります。

英国を拠点とする佐藤さんはAGNSWの展覧会で、共同キュレーターを務めています。展示内容などについてシドニーでお話を聞きました。

また、展覧会のオープンニング合わせて来豪したミュシャ財団のエグゼクティブディレクターで、アルフォンス・ミュシャのひ孫であるマーカス・ミュシャ氏、そしてAGNSWの日本語ボランティアガイドから浜田千恵さんも登場します。
Tomoko Sato and Chie Hamada
Tomoko Sato (left), curator for the Mucha Foundation, and Chie Hamada (right), a Japanese volunteer guide at the Art Gallery of New South Wales. Credit: SBS

日本語ガイドツアー

今回のミュシャ展は入場にチケットの購入が必要ですが、チケットがあれば、会期中の日曜日午前10時半からの日本語ガイドツアーに無料で参加できます。

また、入場が無料の常設展示についても、で毎週金曜日午前11時から、そしてで毎週日曜日午後1時から日本語ガイドツアーが開催されています。
NSW州立美術館の北新館(Naala Badu)についてのシリーズはこちら

内と外がつながり、モダンと温かさが同居する建物 (NSW州立美術館新館1)

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