エムポックスの変異株がパキスタンでも検出 警戒と対策強化への声が高まる

Congo Mpox

A health worker attends to a girl suffering from mpox, at a treatment centre in Munigi, eastern Congo, Friday, August 16, 2024. (AP Photo/Moses Sawasawa) Source: AP / Moses Sawasawa/AP

エムポックスの感染が広がっています。パキスタンと、スウェーデンでも感染者が報告されました。 世界保健機構、WHOがこのウイルスについて国際公衆衛生上の緊急事態宣言をしました。


エムポックスは、「サル痘」と呼ばれていましたが、2023年から名称変更されています。エムポックスは発熱、発疹などの症状が出るウイルス性の感染症です。
 
感染した人や動物の体液や血液、発疹部分に接触したり、近距離で飛まつを浴びたりする濃厚接触で感染する可能性があります。

通常、発熱・発疹が見られたあと、2週間から4週間で自然治癒します。子どもや高齢者などでは重症化して死に至るケースもあります。

しかし、現在コンゴを中心に感染が広がっているエムポックスは重症化しやすい変異株(b1)となっています。
エムポックスの重症化を伴う変異株の症例は、オーストラリア国内ではいまのところ報告されていません。
しかし、比較的軽症で済む、このウイルスの変異株はオーストラリアに存在し、症例が増えいています。全国に広がっているこの変異株は、過去15日間で35人の症例が報告されています。

保健当局は、歴史を繰り返すのを防ぐために、迅速に行動するときだとしています。


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