Committal Mentionとは、裁判所が今後どのような流れで審理を続けるのか、その方向性を決める手続きです。
知花容疑者はきょう、水色のセーターにジーンズ姿で、メルボルンの裁判所に姿を現しました。今回は通訳が同席し、知花容疑者は、判事に向かって日本語で受け答えをしました。判事は、今回のケースについて「十分な証拠がある」として、知花容疑者を正式に起訴することを告げました。その上で知花容疑者に対し、罪状を認めて今後答弁をするか否か、確認しました。
その質問に対して、知花容疑者は日本語で「罪状を認めてつづけていきたい」と述べ、保釈請求はせずに有罪を認めました。
知花容疑者は、今年4月にメルボルン北部タラマリン空港から日本へ向けて出国する際、スーツケースの中に、マツカサトカゲ17匹とアオジタトカゲ2匹をメッシュにくるんで隠し持っているところを発見され、環境保護・生物多様性保全法違反の疑いで、その場で逮捕されました。
ABFオーストラリア国境警備隊によりますと、こういった個人の違法行為は、最長で10年の懲役刑、または21万オーストラリアドルの罰金を科されるということです。