夫の海外赴任で初めてメルボルンに来た都丸さん。当初は1年半のみの滞在の予定が、夫婦ともメルボルンに魅せられ、夫は日本の会社を退職し、メルボルンの会社に就職し、永住権を取得しました。
幼い頃から色々な国に行って長く住むこともあったがその中でもメルボルンが『新しく魅力的な街だった』と語る都丸さん。
理由のひとつは、メルボルンの食文化の豊富さや、そのレベルの高さでした。
実家がイタリアンレストランとパン屋を営んでいたので、料理は英才教育を受けていた、と言う都丸さんは、日本ではメディア関係で働く傍ら、趣味で料理教室を開いていました。メルボルンに来て、アジアングロッサリーなどで簡単に本場の食材が手に入るということからをはじめました。 現在は日本人向けに台湾料理、日本人以外に日本の家庭料理、こども向けにお弁当を中心とした料理を教えています。 小学校2,3年生の頃から、お腹が空くと店の厨房で自由に料理をさせてもらっていた、と言う都丸さん。こども向けの料理教室を始めたのは、こどもにそういった機会をつくってあげたいとの思いから、とのこと。 さらに都丸さんは、こどもの想像力や挑戦力は、大人がこどもに場所を与えて、つかんで、育まないと伸びない部分だ、と語ります。こどもに料理を教えてきて気付かされたということです。
また、日本料理を習う日本以外の国出身の大人の生徒は、出汁というものを知らないので、日本の料理の材料のシンプルさに驚かれる、とのこと。そしてこちらでポピュラーになっている日本食の食材についても、皆それについての知識があまりないことに気が付くということです。 カフェで有名なメルボルン。都丸さんは、他の食文化をあまり知らずにメルボルンに住んでいる日本の方も多いので、他の国の食文化について伝えるのが自身の最近の嬉しいことだと語ってくれました。 火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!
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