親子で走る10月、日豪で受けたサポートと共生社会への思い

Kanga Tanaka is participating in 'Roll on October', a fundraising event by Wheelchair Sports NSW/ACT.  Kanga has cerebral palsy and loves being active outdoors

Kanga Tanaka is participating in 'Roll on October', a fundraising event by Wheelchair Sports NSW/ACT. Kanga has cerebral palsy and loves being active outdoors Source: Asato Philip Tanaka

田中かんがくん(12)の父親である田中フィリップあさとさんに、参加中のファンドレイジング「Roll On October」そして日豪の障害者福祉について体験談を聞きました。


Kanga Tanaka is in a Cogy pedal wheelchair in Sydney.  Cogy wheelchair was developed in Japan, and it become commercially available for children in 2019.
Kanga Tanaka is in a Cogy pedal wheelchair in Sydney. Cogy wheelchair was developed in Japan, and it became commercially available for children in 2019. Source: Asato Philip Tanaka
シドニーでジュエラーとして働く田中フィリップあさとさんは、オーストラリアで生まれ育ちました。息子のかんがくんは脳性麻痺と知的障害を持っています。

かんがくんが幼い頃は日本・東京に住んでいた田中さんですが、障害者を取り巻く環境に「違和感を感じた」ことで、8年前にオーストラリアに戻りました。

インタビューでは、日豪の福祉制度の違いについての体験談や、今月開催中で親子で参加している Wheelchair Sports NSW/ACT によるファンドレイジング「」の話などを聞きました。

日本発の新しい選択肢

田中さんとかんがくんが「Roll On October」に参加するきっかけとなったのは、かんがくん、そして同じ参加チームのサヘルちゃんが使用する、日本で開発された足こぎ車いす「Cogy(コギ―)」でした。

シドニーはもとより、日本でもまだそれほど知られていないというコギー。田中さんは、これまで車いす・電動車いす・歩行器と限られていた移動の選択肢を増やすためにも、コギ―を多くの人に知ってもらいたいと考えています。

火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!


Share