2017年に来豪し、ニューサウスウェールズ州のナショナル・プレミア・リーグ(NPL)でのプレーを最後に、現役を引退したサッカー元日本代表、田代有三さん。
2020年からは、子どもたちを対象とした、シドニー拠点のサッカースクール『MATE FC』で代表を努め、日々指導を行っています。
今年3月にシドニーで開催されたサッカーワールドカップの最終予選では、子どもたちと日本代表の交流を実現させるなど、「日豪をサッカーで繋げる」活動にも力を入れてきた田代さんは、このほど、日本サッカー協会JFAの国際委員に就任。
日本サッカーの国際的なプレゼンスを高められるよう、あらゆる活動に取り組みます。
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「サッカー界に貢献したい」と思っていた中での就任を、「大変うれしいく思う」と語る田代さん。
同じアジアであるものの、日本とオーストラリアはまだしっかりサッカーで交われていないと感じる田代さんは、今後両国の接点を増やし、交流を深めたいと考えてます。
世界で戦うためには、日本とオーストラリアの「サッカーでの交流と競争」が必要であると説明する田代さんは、それをユース世代、グラスルーツから取り入れ、「支えられるような存在になりたい」と考えています。MATE FCでは、日本ならではの礼儀やマナー、そして「自分で考える」というオーストラリアの教育のあり方を配合させ、指導を行っています。
Yuzo trains children to become respectful players by teaching manner on the football field. Source: Yuzo Tashiro
日本でサッカーを習っている子の多くは、「言われればできるものの、言われたことしかできない」という現象も見られると説明し、オーストラリアのようなのびのびとした、厳しすぎない指導を心掛けています。
大切にしていることは「子どもたちの目を見ること」。
今何が楽しいのか、今何を求めているのか、それを感じ取ることが重要であると話します。
「サッカーを好きになるタイミングは人それぞれ」
それをサポートできるよう、今日も全力で指導を行っています。
田代さんのフルインタビューは下記音声インタビューをお聞きください。
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日豪のサッカー交流をユース世代から高めたい JFA国際委員 田代有三さん
SBS Japanese
28/06/202209:50
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