シーズン(しーずん)1(いち)のテーマ(てーま)は「オーストラリア(おーすとらりあ)を日本語(にほんご)で説明(せつめい)する」です。
5(いつ)つのエピソード(えぴそーど)でお届(とど)けします。
キーワード(Keywords)
洪水(こうずい): flood
干ばつ(かんばつ):drought
気候変動(きこうへんどう):climate change
山火事(やまかじ): bushfire
スクリプト(script)
イントロダクション(introduction)
こんにちは。日本語学習者(にほんごがくしゅうしゃ)向(む)けのポッドキャスト(ぽっどきゃすと)、スロー・ジャパニーズ(すろー・じゃぱにーず)です。
シリーズ1(しりーず・いち)では、5(いつ)つのエピソード(えぴそーど)を通(つう)じて、オーストラリア(おーすとらりあ)を日本語(にほんご)で説明(せつめい)することをテーマ(てーま)にお送(おく)りします。それぞれのエピソード(えぴそーど)は2(ふた)つのパート(ぱーと)に分(わ)かれています。
このポッドキャスト(ぽっどきゃすと)のスクリプト(すくりぷと)は、 SBS Japanese のウェブサイト(うぇぶさいと)で見(み)ることができます。文字(もじ)を目(め)で追(お)いながら、または一緒に(いっしょに)発音(はつおん)しながら、聞(き)いてみましょう。
きょうはエピソード2(えぴそーど・に)、オーストラリア(おーすとらりあ)の動物(どうぶつ)や自然(しぜん)について、日本語(にほんご)で説明(せつめい)してみましょう。
このエピソード(えぴそーど)のキーワード(きーわーど)は4(よっ)つ、洪水(こうずい、flood)、干ばつ(かんばつ、drought)、気候変動(きこうへんどう、climate change)、山火事(やまかじ、bushfire)です。
第一部 オーストラリアの動物(Part 1: Australian animals)
オーストラリア(おーすとらりあ)の動物(どうぶつ)といえば、何(なに)が思(おも)い浮(う)かびますか?日本(にほん)で広(ひろ)く知(し)られているのは、コアラ(こあら)やカンガルー(かんがるー)、クオッカ(くおっか)ではないでしょうか。コアラ(こあら)も、カンガルー(かんがるー)も、クオッカ(くおっか)も、有袋類(ゆうたいるい、marsupial)です。
2019年(にせんじゅうきゅう・ねん)から2020年(にせんにじゅう・ねん)にかけて起(お)きた大規模(だいきぼ、a large scale)な山火事(やまかじ)では、火(ひ)が広(ひろ)がり、多(おお)くの動物(どうぶつ)たちが住(す)む場所(ばしょ)を失(うしな)いました。
オーストラリア(おーすとらりあ)は山火事(やまかじ)や干(かん)ばつが問題(もんだい)になりますが、素晴(すば)らしい自然(しぜん)に恵(めぐ)まれています。動物愛護(どうぶつあいご)や気候変動(きこうへんどう)に対(たい)する取(と)り組(く)みにも熱心(ねっしん)です。
インタビュー(Interview 1)
キャンベラ(キャンベラ)に住(す)む土井幸宏(どい・ゆきひろ)さんに、オーストラリア(おーすとらりあ)の好(す)きな動物(どうぶつ)、苦手(にがて)な動物(どうぶつ)について聞(き)きました。
好(す)きな動物(どうぶつ)はポッサム(ぽっさむ)かなと思(おも)いますね。日本(にほん)にはいませんし、夜(よる)になると良(よ)く出(で)てきますよね。かわいいなと思(おも)って近(ちか)づこうとすると、ゆっくり逃(に)げていくところなんかが、ちょっとかわいいなと思(おも)うのと、ただ朝(あさ)になって、車(くるま)が汚(よご)されていることがあるのはちょっと、嫌(きら)いですね。というのは、おしっことかうんちをするからですね。ちょっと表現(ひょうげん)が良(よ)くなかったかな。
キャンベラ(キャンベラ)に住(す)む土井幸宏(どい・ゆきひろ)さんでした。あなたの好(す)きなオーストラリア(おーすとらりあ)の動物(どうぶつ)は何(なん)ですか?
READ MORE
日本の優しさとユーモアの虜、将来は日豪の架け橋に:ダリン・ハミルトン
第二部 日本語で説明してみましょう(Part 2: Let's explain in Japanese)
私(わたし)の好(す)きなオーストラリア(おーすとらりあ)の動物(どうぶつ)はコアラ(こあら)です、でも完璧(かんぺき)ですが、もっと多(おお)くの情報(じょうほう)、例(たと)えば、オーストラリアの動物愛護(どうぶつあいご、animal welfare)や、野生動物保護(やせいどうぶつ・ほご、wildlife conservation)についても話(はな)してみましょう。
例(たと)えば、オーストラリア(おーすとらりあ)の牛肉(ぎゅうにく、beef)を使って、このように話(はな)すこともできます。
日本(にほん)ではオーストラリア(おーすとらりあ)の牛肉(ぎゅうにく)が有名(ゆうめい)で、オージービーフ(おーじーびーふ)という言葉(ことば)をたくさんの人(ひと)が知(し)っています。オーストラリア(おーすとらりあ)では、動物愛護(どうぶつあいご)、動物(どうぶつ)を大切(たいせつ)にする取(と)り組(く)みがあり、野生(やせい)の動物(どうぶつ)やペット(ぺっと)だけでなく、牛(うし)などの家畜(かちく、livestock)も大切(たいせつ)に扱(あつか)うことが大事(だいじ)です。
みなさんもオーストラリア(おーすとらりあ)の動物(どうぶつ)について、日本語(にほんご)で話(はな)してみてください。
それでは、4(よっ)つのキーワード(キーワード)の中(なか)から1(ひと)つを選(えら)んで、意味(いみ)を説明(せつめい)します。今回(こんかい)取(と)り上(あ)げるのは、「山火事(やまかじ)」です。
山火事(やまかじ)という言葉(ことば)は、日本語(にほんご)で森林火災(しんりんかさい)ともいいます。オーストラリア(おーすとらりあ)で使(つか)われる言葉(ことば)、ブッシュ(ぶっしゅ)を、日本語(にほんご)で一(ひと)つの単語(たんご)で表(あらわ)すことが難(むずか)しく、山(やま)や森林(しんりん)といった言葉(ことば)が使(つか)われます。
インタビュー(Interview 2)
オーストラリア(おーすとらりあ)にはおもしろい虫(むし)もいます。キャンベラ(キャンベラ)に住(す)む土井幸宏(どい・ゆきひろ)さんは、先住民(せんじゅうみん、indigenous people)の音楽(おんがく)を研究(けんきゅう)しました。先住民(せんじゅうみん)の食(た)べている虫(むし)を食(た)べたところ、その味(あじ)はシーフード、なんと寿司(すし)のようだったというお話(はなし)です。
アボリジニ(あぼりじに)のエルダー(えるだー)に連(つ)れて行(い)ってもらったアートステーション(あーとすてーしょん)がありまして、そこで小(ちい)さいアカシア(あかしあ)の木(き)を切(き)るんですね。その中(なか)にいたのはなんとウィッチティ・グラブ(うぃっちてぃ・ぐらぶ)。蛾(が)の幼虫(ようちゅう)ですね。それを、そのグループ(グループ)、ワルピリ族(わるぴり・ぞく)の人(ひと)たちなんですけれど、「これはワルピリ(わるびり)の寿司(すし)だ」と説明(せつめい)してくれて。生(なま)の、刺身(さしみ)のようにして、食(た)べるんですけれど。もちろん生(い)きているから、生(い)きていて、木(き)の中(なか)を空洞(くうどう)を作(つく)って食(た)べていくんですけどね、だからあごが強(つよ)いんですよ。
だから頭(あたま)を持(も)って、食(く)うか食(く)われるかですよね。口(くち)の中(なか)が噛(か)み切(き)られないように、お尻(しり)の方(ほう)から口(くち)に入(い)れて、プチン(ぷちん)と、切(き)り取(と)って。すると中(なか)には、何(なん)と言(い)ったらいいのかな、ウニ(うに)のような、日本人(にほんじん)は比較的(ひかくてき、relatively)好(す)きな味(あじ)だと思(おも)うんですよ。なんかね海産物(かいさんぶつ、seafood)のような香(かお)りがふわあっと広(ひろ)がり。そこで感(かん)じたのは、オーストラリア(おーすとらりあ)の中央砂漠(ちゅうおうさばく、central desert)ですよね、ですがそこで、海産物(かいさんぶつ)のような味(あじ)わいを楽(たの)しむことができる。この宇宙(うちゅう)をね、感(かん)じたような気(き)がしましたね。
その「ワルピリ(わるぴり)の寿司(すし)」だという表現(ひょうげん)から思(おも)いついたのは、これ、生(なま)で何(なに)も付(つ)けずに食(た)べるより、店(みせ)でしょう油(ゆ)とワサビ(わさび)を買(か)って食(た)べてみようと。ということで、僕(ぼく)はそっちの方(ほう)が楽(たの)しめたかなと。
エピソード2(えぴそーど・に)はここまでです。エピソード3(えぴそーど・さん)でまたご一緒(いっしょ)しましょう。このポッドキャスト(ぽっどきゃすと)のスクリプト(すくりぷと)は、 SBS Japanese のウェブサイト(うぇびさいと)sbs.com.au/japanese から見(み)ることができます。
SBS日本語ラジオ(にほんご・らじお)のスロー・ジャパニーズ(すろー・じゃぱにーず)、平林純子(ひらばやし・じゅんこ)がお届(とど)けしました。それでは、また!