「The No Plastic in Nature」と題されたこの調査によると、世界の人は平均で1人あたり約2千個相当(約5グラム)のマイクロプラスチックを1週間に摂取しており、その量は年間で250グラムを超えます。
その摂取源として最も大きいのは飲料水で、世界各地でボトル飲料水、水道水、地下水などからマイクロプラスチックが検出されています。また、食品からは貝類、ビール、塩から高いレベルのプラスチックが検出されました。
マイクロプラスチックとは、大きさが5ミリ以下のプラスチックの粒子のことで、深刻な海洋汚染などが問題となっています。
12日に発表された今回の調査は世界自然保護基金(WWF)がニューカッスル大学に委託したもので、マイクロプラスチックの摂取についての50以上の異なる研究のデータを分析しました。
地域で差
水道水に含まれるプラスチック繊維の数を調べたデータによると、米国とレバノンでは平均して500ミリリットル当たり4.5-4.8だったのに対し、欧州とインドネシアでは500ミリリットル当たり1.9でした。オーストラリアのデータは調査に含まれていません。