日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」のカプセルが、今年12月6日に南オーストラリア(SA)州に帰還を予定していることが分かりました。JAXAとオーストラリア宇宙庁(ASA)が14日共同で声明を発表しました。
小惑星リュウグウのサンプルを搭載したカプセルが帰還する場所は、SA州のウーメラ(Woomera)が予定されています。ウーメラは大半が砂漠地帯で、オーストラリア軍の施設があります。
Source: JAXA
JAXAとASAは、カプセルの安全な帰還とその回収に協力して取り組んでおり、今月9日に行われたビデオリンクによる日豪首相のバーチャル会談でも、宇宙開発について日豪の機関の関係強化があらためて確認されています。
JAXAは現在、オーストラリア連邦政府に対して、宇宙物体をオーストラリアに着陸させるための許可を申請しています。両機関はその確認作業を進め、連邦政府から着陸許可証が発行された後に、正式にカプセルの帰還が決定されます。
JAXAとASAの間ではこれまでに、協力をさらに深めることで協力覚書(MOC)が署名されています。
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