キーポイント
- 冠水した道路では運転を避ける。高さ15センチの水でも車は浮いて、流される
- 支援が必要な場合は州の緊急サービス (SES) 13 25 00に連絡、命に関わる状況は 000 に連絡してください
気象局(BOM)は、平均以上の降雨が観測されていることから、ニューサウスウェールズ州東部の大部分に洪水警報を発令しています。
保険会社大手アリアンツの調査によると、オーストラリア人は洪水に関する知識が乏しく、必要な備えをしていないことがわかりました。ナショナル・クレームマネージャーのマーク・オコナー氏によると、昨年の嵐と洪水の季節は、オーストラリアの家屋に24億ドルの損害をもたらしたと言います。
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万が一のために備える
オコナー氏は、隣人や地域の緊急支援機関に話を聞くなどして、リサーチをすることを勧めています。また、毎年保険契約を確認すること、家族の緊急対応計画を作成することを勧めています。
ビクトリア州緊急サービス(VICSES)のデビッド・ベイカー副長官は、火災や洪水のシナリオに備え、非常用リュックを用意するよう呼びかけています。
救急箱、水、食料、携帯用充電器などを入れた非常用リュックを準備しましょう
もし、自宅が浸水する可能性がある場合は、貴重品などを高い場所に上げるなど、事前に準備をすることもベイカー氏は提案しています。
自宅の災害対策の情報は、お近くのSESのウェブサイトをご覧ください。またベイカー氏は、洪水が発生した際にトイレや排水から下水が上がってこないように、土や砂を詰めたゴミ袋や買い物袋であらかじめ下水道や排水溝を塞いでおくことも勧めています。
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避難しなければならない場合は、出発前に経路を計画し、また別の経路も調べて、目的地まで安全に移動する方法を確認してください。
洪水の時は、できるだけ早く避難する方がより安全です。
冠水した道路を運転しない
豪雨の際は、一見浅く見えても鉄砲水がすぐに発生する可能性があるため、運転は避けましょう。洪水時の主な死因は、車で氾濫した水中に入ることです。
激しい土砂降りに巻き込まれた場合は、安全な場所に車を止めるか、高台に移動するのが最善です。
車によっては、高さ15センチの水でも流される場合もあります。非常に危険です
車から降りられなくなった場合は、トリプルゼロ(000)に連絡してすぐに助けを求めないと、命に関わる緊急事態になる可能性があります。ロイヤル・ナショナル・ライフセービング・ソサエティのナショナルリサーチマネージャー、ステイシー・ピジョン氏は、歩行者はいかなる状況でも洪水に巻き込まれないように注意すべきだと警告しています。
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その場から逃げることができない場合
増水した水に巻き込まれ、その場を離れることができない場合は、命にかかわる事態となりますので、最も安全で高い場所に避難し、トリプルゼロ(000)に電話する必要があります。
水位が上がると、住居が孤立したり、停電や下水道などの設備に支障をきたす可能性があります。
外へ出られない場合でも、水道が使える場合は、容器に新しい水を溜めておくとよいでしょう。
冷蔵庫の食べ物は、電気が止まるとほとんど食べられなくなりますので、注意してください。
洪水で孤立してしまった場合は、無理に避難しようとしないでください。
洪水に巻き込まれたら?
- 流れに逆らわない
- 手を上げて助けを求める
- 仰向けに浮いて、頭を水面から出す。
- エスキーやボール、ブギーボードなど、浮くものにつかまる
また、救助しようとして溺れる人が多いので、自分から水の中に入って救助しようとしないことが重要です。
000に助けを求めるのが一番です。浮くものを投げ渡して、その人ができるだけ水面にいられるようサポートしてください
緊急時には人命が第一であると、ベイカー氏は強調しています。
洪水地域で支援が必要な場合は、SESに連絡してください(電話番号:13 25 00)。
生命関わる危険な状況は、すぐに000に電話してください。
言語サポートについては、国の翻訳・通訳サービス(13 14 50)に電話をかけ、指定された機関にご連絡ください。オーストラリア各地の緊急事態に関する最新情報は、をご覧ください。
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